★BREAKTHROUGH~POINT★

原点・・・日本最古の写真に魅せられて

ダゲレオタイプといわれる写真技法が日本に伝わるのが今から150年程昔の話・・・
当時の日本はまだ江戸時代の末頃・・・
お侍さんがまだウジャウジャいた頃にカメラがやってきた・・・
鎖国をしていた日本に米国から日米和親条約を締結しにペリーがやってきた時にカメラ・オブスクラ(camera obscura、camerae obscurae、ラテン語で「暗い部屋」の意味。カメラ・オブスキュラ、カメラ・オブスクーラとも)と写真技術はやってくる・・・
(正確には、日本へのカメラの伝来は1841年にオランダ船からだと言う事らしい、と付け加えておく・・・)

ペリーが東インド艦隊を引き連れて浦賀に着いた時・・・
同行していた写真家・版画家のエリファレット・ブラウン・ジュニアと言う人がまず最初に日本人を撮影したのが現存する最古の写真らしい・・・
正確には日本国内において西洋人が日本人を最初に撮影した現存している写真では最古と言う事である・・・
1854年の話・・・
計算すると今から155年前に写真が撮られていたと言う事実をつい最近知って興味津々の私である・・・

当時のカメラや写真を現像したりするのに、どういう方法で撮影していたのか・・・
現像はどうしていたのか・・・
と、その浦賀から箱館(今の函館)までこの撮影者は日本を撮影していた事実が残っている・・・

写真を撮る上で当時の貴重な写真を知ることは自分にとっては重要不可欠な事柄である・・・
その最初の写真とやらを探してみることに・・・
未来を語る前に過去を知る=そんな感じ・・・

写真をネットで探していると色々と情報が出てくるものだ・・・
まずはブラウン氏の現存する写真が5枚ほど日本にあるらしいことがわかった・・・
(あと1枚が 名村五八郎(通訳)像 という写真がハワイ、ビショップ博物館のあるらしい)
その中で最初に写し出された被写体は色々と差があることも・・・

文化庁 国宝・重要文化財の資料によると行政保管が2枚、個人蔵が3枚・・・
1.銀板写真(松前勘解由と従者像) 所有者:北海道松前郡松前町(松前町郷土資料館保管)
2.銀板写真(田中光儀像) 所有者: 個人(練馬区長:被写体田中光儀の曾孫に当たる志村豊志郎氏)(東京都写真美術館寄託)
3.銀板写真(黒川嘉兵衛像) 所有者: 個人(日本大学芸術学部写真学科寄託)
4.銀板写真(遠藤又左衛門と従者像) 所有者:神奈川県横浜市(横浜美術館保管)
5.銀板写真(石塚官蔵と従者像) 所有者: 個人(函館市寄託)
と各資料から抜粋した。ということで上記の5枚は国の重要文化財に指定されている・・・
外国人が日本国内で日本人を撮影した現存最古の写真の一枚・・・と言われているのだが5枚あるのだ・・・
開港した二箇所の横浜と箱館の交渉に当たった藩士達が被写体になっているようである・・・

どれが最初に撮った写真なのか?
もう少し掘り下げて資料を見つけてみる・・・
1.の写真はどうも銀板右下にJune 1st 1854と記しているらしい・・・
5.の写真も同様で銀板写真を納める化粧箱の底部分に鉛筆で June 1st 1854 と書かれているらしい・・・



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                          1.銀板写真(松前勘解由と従者像)

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                          2.銀板写真(田中光儀像)

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                          3.銀板写真(黒川嘉兵衛像)

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                          4.銀板写真(遠藤又左衛門と従者像)

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                          5.銀板写真(石塚官蔵と従者像)
by kuro2252 | 2010-03-24 00:00 | 写真史 | Comments(0)

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